蝋梅が雨に濡れています。
春一番が吹き荒れる日
傘をさしてもびしょ濡れになりながらお寺へ...
今日はお釈迦さまがお亡くなりになった日の法要があるのです。
雨の中、沢山の方が集います。
可愛いお地蔵さまが迎えて下さいました。
頭と目とお腹をなでなでしました。
気になるところをなでるとご利益があるかもしれません。
忙しそうな僧侶の方々
でもスマホで連絡を取ってる姿がなんだか不思議(笑)
考えれば当たり前なんですけどね。
この空間では不似合なんです(笑)
ふくよかで柔和な観音様
早くから皆さんお待ちでした。
ネパールから美しいお客様
笑顔が華やかで見ているこちらの心も明るくなる
「和顏施」という言葉そのもの
長い長い儀式の始まりです...
お供物を僧侶の手から手へ
一つ一つ丁寧に行われます。
途中で焼香が回ってきました。
まだまだ続く儀式...
正座をしてお話しを聞くのがだんだん辛くなってきました。
お年を召した方はもっとです。
足を伸ばしたりさすったりしながら
お話しに耳を傾ける姿は厚い信仰心を感じます。
終わるとやっとお釈迦さまのお骨に見立てた
カラフルで小さなお餅がまかれます。
今までの静寂はどこへやら
その奪い合いがすごいんです。
皆、我先にともう大変。
足が悪くてその場に落ちてきたお餅だけやっと拾っているおばあちゃん
チラリと視界に入り...ああ...大丈夫かな...
って思うのも束の間
わたしも早く一個でも拾わないと...無くなってしまう~
もはや自分の事しか考えられなくなるわ。
ホント煩悩たっぷりです。
白梅がほんの少し咲いてます。
山の方だから寒いんですね。
帰り道もまだ風雨が激しいです。
今日はありがとうございましたお地蔵さま。
家に戻ってお仏壇に供えました。
こうして見るとけっこうたくさん拾うことができました。
もちろん食べることもできます。
でも、まずお供えしてから...
長く受け継がれてきた行事に参加すると
時を超えて昔の人達とも繋がれる気がします。
もうボロボロになってしまったお守りも一緒にお供えしましょうか。
お守りにもパワーが充電されるているような...
古いお守りですが今しばらく手元に置きたいのです。
教会にせよ、寺院にせよ、行くとわたし自身も
誰かに守られ、生かされているという感覚がもてる気がします。
魂が充電されるんでしょうか...
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