今日は
父と母の結婚記念日
二人とも亡くなってしまってから知りました。

去年は秋晴れだったのに
今年は冷たい雨の日になってしまいました。

父と母の関係は
思いっきり冷えきっていましたから(笑)
せめて結婚記念日くらい明るい秋晴れの日であってほしいものです...

生家のすぐ傍らに咲いていた黄色の小菊を
挿し芽したものがついて
蕾をつけてくれました。
まだ固い蕾です。

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暗い雨の日、蕾だけでは寂しいので
深い赤のダリアと一緒に飾りました。

実家にはガラスのマリアさまを母の写真の横においてあるのですが
こちらの自宅では素焼きの素朴なマリアさまを
遺影の代わりに置くことにしました。
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とにかくなんとか(笑)最後まで結婚生活を全うしてくれた二人ですが
良かったのか、悪かったのか
それは誰にもわかりません...

母は経済的に自立をしていたのはもちろんですが
父の身勝手な分も、
家族のために働いているに等しい状態でした。

昭和一桁生まれの母は
娘たちのために
我慢し続けてくれたのだと思います。

今とは違って、
昭和の時代ですから
結婚や就職の時、肩身の狭い思いをさせないように
自分の行動が少しでも子供たちの将来の足かせとならないように
願ったのが、一番の理由だと思います。
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厳しい人だったので
誉めてくれたり、慰めてくれたり
そんなほっこりした思い出も少ないのですが...

今、こうして父も母も亡くなり
遠くからかえりみると

母親でなければ、与えうることのできない
深い無償の愛情を
感じるようになりました。

大人として、自らの選択に
最後まで責任を持った。

孤独を怖れない
潔い人だったとも
思えます。


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