実家から戻ってきて五日ほど経ちました。
たった五日なのにずいぶん日が過ぎたように感じます。
実家滞在の最後の日
妹と二人で叔母のお見舞いに行きました。
命ある叔母に会えるのは
二人ともこれが最後になるかもしれないけれど
コロナの中、叔母に会えて良かったと
話し合いました。
こちらに戻って来る前に
「呼び出されて、また来るのは無理かもしれない。葬儀を含めた帰省しか来られない。」
と妹に言うと
「そうだよ。そんなに何回も無理だよ。」
と言い
再び病院から連絡があったら
妹がまずかけつけ
状況を見極めて
わたしに連絡してくれることになりました。
葬儀の打ち合わせもしました。
またコロナが再燃しています。
叔母も10年あまり認知症で施設にいたので
お付き合いしていた人もありません。
わたしと妹と二人で
小さな小さなお葬式をして
叔母を見送ろうということになりました。
いざとなれば
わたし一人で叔母を見送るつもりでしたが
やはり二人と一人では寂しさが違います。
完全にコロナが収束したら
何か会を開くことを考えようと思います。
妹とは
妹が家出同然で結婚してから
ずっと疎遠でした。
母や父を
本当に悲しませ
悩ませ続けていたのです。
でも叔母のことを通して
少しだけ関係が復活しました。
話をしていくうちに
子供の頃の妹と同じ
純粋で素朴な一面が
垣間見えてきたのです。
でも
無理やり仲良くするつもりは
ありません。
自然に流れるままが
良いと思います。
わたしが母を介護していた頃
実家の玄関に飾った絵が
ずいぶん色褪せていることに気が付きました。
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