の記事の続きです


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母が麻酔から覚め
妹もICUで面会し
ぽつぽつ話ができました。


思えば母は
くも膜下出血の中でも
最重症だったのですけれど

母が話す様子をみて
わたしは
すぐに良くなってくれる
実家を片付けなくては...

なんて考え始めていました。


くも膜下出血は
三分の一は元気になり
三分の一は重篤な後遺症が残り
三分の一は死亡する


言われています。

その元気な三分の一に
入れる気がしたのです。


しかしながら
主治医から言われていた
手術後の脳血管の攣縮が始まり

徐々に意識が遠くなりはじめ
数日のうちに
意識が完全になくなりました。


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そうなると
刺激を与えながら
意識の回復を待つことしかできません。

「刺激をあたえること」

唯一できること。

午前中は病院のリハビリの方が
大部屋に移っていた母のベッドまできて
体を動かしてくださり

わたしは昼と夜、二回病院に通って
名前を呼んだりマッサージしたり
それでも全く反応がなく...


その頃は
もうお盆休みは終わり
主人と長男は
自宅に戻って
実家にはわたし一人でした。


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「くも膜下出血」、「意識の回復」

パソコンで色々調べて
耳元で録音した声や
ラジオ、音楽を聞かせる、
香りを嗅がせる、
など
色々体験談を見つけ
片っ端から試しました。


しかし
その体験談は
「おとうさーん」
と子供の声を録音して聞かせたという
まだ幼いお子さんのいる
働き盛りの若い父親が
くも膜下出血で倒れた方のもので
読んでいると
辛すぎるものでした。


母は80歳もずいぶん過ぎても生きられ
成人した孫まで見ることができました。
(心配ばかりかけましたが)

もし、
ここで母の意識が戻らなくとも
それは神様が決めたこと。
やるだけはやるぞ。

気持ちを持ち直し
全く反応してくれない母の元に
通い続けました。

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色々試した中で
たった一つ
母が少しですが
反応を示したものがありました。

それは「香り」です。
ラベンダーのような
良い香りではなく

癖の強い
ペパーミントとかクローブ

鼻の近くで嗅がせると
顔を少し、しかめるのです。


香り...
嗅覚は原始的なもの
と言いますね。
それを実感しました。


嗅覚の刺激は
ダイレクトに大脳に届くらしいです。


確かに
香りを伴った思い出は
香りによって
鮮やかに甦りますね。


香りだけが
母とこの世を繋いでいる
細い糸のように
思えました。



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