鉢植えのキョウチクトウ
ピンクに続いて赤が咲きました。

赤はくっきりとして
心の奥底にしまっていた
色んな思い出を蘇らせてくれる気がします。


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今日、6月13日は中学生の同級生だった
ヒデの命日。

18歳、大学一年生の6月に
クラブ活動の最中、心臓麻痺で亡くなりました。







毎年思い出してはいたものの
ブログにこのことを書くのは何年かぶりです。


もうアラカンですから
同級生の何人かは天国へ旅立ちました。

でも
10代で亡くなった同級生は
全く年を取らず、初々しいままで
私の中で生き続けています。



お葬式の少し後
中学校の同級生で
ヒデのご自宅に集まった時

お母さまが話されていたお話を思い出すと
当時より
アラカンの今
真に胸に迫ってきます。

大学生だったわたしが
その時感じた哀しさなんて
偽物だったようにすら思えます。


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ヒデが亡くなった時、実家に電話で知らせがあって
それも「亡くなった」という事実は
ご両親の動揺を慮ってか
伏せられていて
「息子さんが大変なので、すぐさま来てください。」
というものでした。

それで御両親は電車に飛び乗り

「もう、どんなに息子が嫌だと言っても
実家のある町に連れ帰って、
どこでも良いから自宅から通える大学に入りなおさせよう。
とにかく連れて帰ろう。」


その頃は電車を乗り継いで
7時間以上かかる道のりを
二人で話しながら耐えていた。

とおっしゃっていたのを
昨日のことのように思い出しました。


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若い人の死は
本当に辛い。

それは
未だに神様なんていない
と感じる瞬間です。


わたしにできることは
こうして思い出して
記憶を新たにしてあげることだけ。


彼を思い出す時
彼の存在は
形がない、見えない
ただそれだけのことで
確かなものになる気がするのです。




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