もうすぐ七夕

わたしは七夕がクリスマスと同じくらい好きな行事なのですが
街の七夕の飾りつけはクリスマスツリーよりずっと少なくて
なんとなくつまらないです。
....何でかなぁ?淋しいよぉ。
これから七夕まで町の中の七夕飾りを見つけて
ブログにアップしていきたいと思います。

これは町の中の記念館で...
どっさりお願い事の短冊が
思わず書きたくなりますね。
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輪つなぎがキラキラ 吹き流しがサラサラ
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前、夕方、たまたま時間が空き、
ずっとお尋ねしたいと思っていた方を思い切って尋ねてみようと思い立ちました。
近くのバス停まで来ていたんです。

その方は30年くらい前、わたしが結婚したばかりの頃
ほんのしばらくの間、お琴を教えていただいていた先生で
その頃まだ若い30代の先生だったのでお姉さんみたいな存在でした。
もし、まだお琴を教えていらっしゃれば
楽しみとして、月に一度でも習うことはできないかな...
なんて思ったのです。
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わたしは結婚して長く実家を遠く離れた土地で生活していたので
正真正銘30年ぶりくらいにはなってしまうし、
もし、お会いすることができなかったとしても
お宅だけでも確認できれば...という気持ちでした。

遠い記憶をたどりながら細い通りを曲がり
歩いてゆきました。
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先生はお寺の娘さんで
そのお寺でお稽古やおさらい会をしていたんです。

なんとか行きつけるかもしれないと思たのですが
そう簡単には見つかりませんでした。
確かにとてもわかりにくい場所だったんです。


諦めかけた時
道行く人に「このあたりにお寺はありませんか?」
と声をかけるとすぐそこを指さされて
ふと見るとそこに見覚えのあるお寺がありました。

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しばらくの間どうしようかとためらっていると

偶然にも中からお寺の奥様と思しき方が出てこられました。
その方に事情をお話し、お琴の先生の事をお聞きすると
10年ほど前、脳卒中で倒れられ、その後入退院を繰り返し
今は違う場所で養生していらっしゃるとの事でした。

本当に驚きました。
まだ50歳位で大病されたのです。


その奥様はわたしがお琴を習っている時に
先生の弟さんにあたる住職様と結婚された方でした。
何度かお会いしたことがあります。
あの頃初々しい控えめな若奥さんでしたが
すっかり堂々と落ち着かれて
つくづく時の流れを感じました。

その奥様の妹さんもわたしと一緒にお琴を習っていたこともあり
奥様もぼんやりとわたしの事を覚えていて下さっていました。



「先生によろしくお伝えください。」
とその場を後にしました。


帰り道、悲しくて空しくて

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若くて溌剌として人情味あふれるお人柄の先生でした。


どちらにいらっしゃるのかお聞きしてお見舞いにうかがおうかとも思いましたが
奥様も何もおっしゃいませんでしたし
わたしもお聞きしませんでした。

わたしの中ではずっとずっと
着物姿でもちょっとお転婆な雰囲気が漂う...
あの時のままの先生なんです。

長い長い時が流れてしまいました。
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