Detour

しばし...昭和にとどまらせて下さい...

カテゴリ:家族のこと > 母

短い実家での滞在時間でしたが
母のお寺にも寄りました。

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叔母を
全ての状況が
一番皆にとって良い時に迎えに来て
と頼みました。

ここまできたら
実行力のある
母に頼むしかない(笑)



その後必ず
母のお店があった場所を
通るのですが
既にその姿はなく
更地になっていました。

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必ずこうなる日が来ると
わかっていましたが
やはり寂しかったです。


母は家にいる時より
お店にいる時の方が
キラキラしてましたから。



でも
何度も立ち寄り
写真も残していたので
良かったです。




もうこの通りに立ち寄ることも
ないかもしれません。



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実家のおとなりさんに
果物を持ってご挨拶に行きました。


ずっと空き家にしていて
何かとご迷惑でしょうし
この前、玄関の松に
雪吊りをお願いしたのですが
お隣の敷地まで
植木屋さんの車や道具類が
はみ出してしまうのです。
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...なんだか憂鬱...

というのも
母はお隣のおうちのおばあちゃんと
そう良好な関係とは言えなかったのです。

前は違いました。

お互い高齢になり
どんどん頭が固くなり
譲れなくなったのだと思います。
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お隣の娘さんは
わたしよりかなり年上で
わたしには穏やかに接してくださるのですがね。

母と同じように
娘さんに愚痴を言っておられたと思うので

何だか...何だか...何だかです。

☆*゚ ゜゚*☆*☆*゚☆*゚ ゜゚*☆*☆*゚


いつもお願いしていた植木屋さんが
去年で引退されました。

新しい方もご高齢です。
いつまでお願いできるかな。


頼んでおいた雪吊りは
既にかけられていて
前の植木屋さんとやり方が違うのが
すぐわかりました(^.^)
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それぞれの奥義あるのですね。


冬を迎えようとする町
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紅葉が最後の美しさでした。
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あちこちで雪吊りをした木を見かけます。


片付けはいっこうに進みません(笑)
今回の滞在は短いので
空気の入れ替えだけでも
まぁ、仕方ありません。

今度いつ来られるかしら?

やっぱり遠いな...。
そう気軽には来られません。
今も、昔も。



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今日は七夕ですね。
朝から曇っています。

ところでこんなお天気で織姫と彦星は会えるの?
雨の日はこっそり会えて
よりロマンチックな一夜を過ごせると信じたい(笑)



満を持して
かわゆいこけしのご紹介。

七夕モチーフのこけしさんです。
ずっと前に群馬のお友達からいただいたのですが
もったいなくて(笑)
時々出して見ているだけで、
飾れなかった子....フフフ


可愛い。
そして、ちょっと色っぽい。
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かんざしは提灯なのです。
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わたしの七夕飾りの思い出...

幼稚園の頃
七夕前日に笹竹と七夕飾りセットを買ってもらっていて
それを家に帰って飾るのをすごく楽しみにしていたのですが
幼稚園から急いで戻ってきてみると
祖母がわたしを喜ばせようとして
既に飾りつけを終わらせていたのです。

それを見て、わたしは
怒りながら大泣きしてしまったのですよ。



着物の柄が短冊。
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その時の祖母の悲しそうな顔と
それを近くで見ていた母が
ものすご~く怖い顔をして
「やってもらったことに素直にありがとうと言える子になりなさい。」
例のごとく
バサーッと刀で切りつけるように(笑)
厳しく言われたことが
今でも忘れられません。


帯は夏を感じさせる朝顔
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わたしは小さい頃
扱いにくい子供だったのかしら?

が、
誰もわたしの気持ちを汲んで
機嫌をとりなしてくれる風が
微塵もなかったのが
昭和...?なのか...?



木のぬくもりが感じられるし
扱いもとても簡単。
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これからは毎年
このこけしさんと
七夕を祝いたいと思っていますよ。



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スモークツリーがフサフサ^^ 
煙るようなお花が咲くと初夏を感じます。
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スモークツリーとネムノキのフサフサは
なぜか見ていると眠~くなってきます(笑)


☆;+;。・゚・。;+;☆;+;。・゚・。;+;☆;+;。・゚・。;+;☆;+;。・゚・。;+;

版画を飾りました。
思い出深い版画です。
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介護タクシーに乗って
母と展覧会に行った時のものです。

母と妹とわたし、三人で出かけたのですが
三人でのお出かけは
これが最後になってしまいました。



これはその時、説明を受けている母の写真です。
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お写真も「どうぞ、どうぞ」
と言ってくださいました。感謝です(*^^*)


この作品の
お洋服のボディといい、レトロな扇風機といい
時計といい、アイロンといい...
母のお店を思い出させてくれます。
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あの時、
この版画に出会えたのは
本当に幸せでした。
三人ともこの絵を見た瞬間は
同じ感慨に浸れましたから。


妹には妹の感覚があって
(当たり前ですが)
それはわたしのものとは全く違います。
母の介護に対する立ち位置も
全然違いました。

わたしには未だにわだかまりになっている
部分もありますが
母は「あの子らしい...」と思って
笑っているだけかもしれません。

それが親と姉妹の差なのかもしれませんね。

☆;+;。・゚・。;+;☆;+;。・゚・。;+;☆;+;。・゚・。;+;☆;+;。・゚・。;+;


お客様のために買ったユリが
満開になりました。
やっと(笑)
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つぼみを無理やり咲かせることなんて
できないんですよね~。

リビングがユリの香りで
いっぱいになりました。


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母の三回忌
お天気に恵まれました。
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ほんの数人、市内に住んでいる親戚だけの小さな会なので
お店までの通り道におうちのある方は
わたしがタクシーで拾って行くことに。


母のタンスの中にあった
軽いマントのような羽織ものを
着ていくことにしました。
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母にちなんだものを着て
母も一緒に参加の気分です(*^^*)


お店に着くと正面に圧巻の金屏風が...
写っていませんが左側に女将さんがお着物を着て
座ってお出迎えして下さいました。
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こんなに立派だったかしら?(笑)
小学生の頃以来ですが
全く記憶にありません。

むろん何度か手直しされているでしょうね。
なんせあれから45年くらい経っているんですから。
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お庭の見える個室を用意していただけました。
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そう。わたしは大広間の記憶しかないのですよ。
今も婚礼に使われているらしいです。
まだみんなお転婆少女たちだったので
足袋が滑りが良いのが面白く
スケートみたいな足さばきで
スースーって感じで走り回っていた記憶があります。
賑やかでした。


静かですね。今日は。
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ご高齢の方がほとんどなので
一番リーズナブルな小さなコースを
お願いしました。

袴みたいになる手拭いで
エプロンにします。可愛い(^.^)
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お料理のお写真をブログに残しておきますね。
よろしければお付き合いください。

一番最初のお料理
秋の演出に魅せられます。
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ごま豆腐
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女将さんが一つ一つお料理の説明をして下さるのですが
わたしは全然覚えていません。
やっぱり話を盛り上げなきゃって
気が張っていたのかも?(・・;)
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柚子をたっぷり絞って...
温まります。
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お刺身
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こちらは郷土料理の治部煮です。
このお椀は治部煮だけのための輪島塗の治部煮椀です。
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絵付けが竹と竹藪で良く見かける蝶々の組み合わせ。
普通のお椀より浅くて食べやすいです。
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食べ終わると中にもう一匹...
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焼き魚
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蓮根蒸し
もっちりと美味しかったです。
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最後のご飯までいただくと
お腹がいっぱいになりました。
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デザートは日本茶のゼリー
何茶だったか覚えてません(笑)
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母の話をしながら和やかにいただけました。

それにしても主催者のせいか
お味をほとんど思い出せません。
満足していただけたかしら(笑)

お茶を飲みながら
昔話に花を咲かせました。
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母は存在感のあるタイプ。
話はつきません(笑)



無事小さな三回忌を終えて
改めて時間が流れたのだな...って実感しましたよ。

母の思い出は少しずつ遠くはなります。 
大きな丸が小さな点になっていくけれど
色はどんどん濃くなって
凝縮された鮮明さを感じさせてくれます。
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可愛い卓布
お琴の発表会の頃のわたしたちみたいです。
遠い昔。
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実家に色違いがあった気がする...
探してみよう。

皆さんご高齢なので
お疲れが出ないうちに
解散となりました。

女将さんがお見送りしてくださいます。
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でも、もう二度とこの料亭を
訪れることはできないかも

だってまた、あと45年後だとすると
わたし100歳くらいですもん(笑)


一つの区切りが終わりました。



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この前、横浜の叔母にもらった食器はまだ開けてません...(笑)
直視しないで、得意のもわ~んとした感じで考えておきますわ~^_^;
後々ゆっくりと~♪

日本通りのレトロなお店「かをり」のサブレ。
珈琲といっしょにいただきました。

お盆に実家に帰る予定が諸所の事情により流れてしまって

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まぁ、やることはどこにいたっていっぱいあるのだから良いけど。
お盆をはずして一人で実家に戻ることになりそうです。


この前叔母とホテルのロビーに座って
母の話をしたことを思い出しました。


母がやたら特別扱いしていたモーツァルトのカップを登場させましたよ。
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叔母が母の事を
「ゆりちゃんのお母さんって...ねぇ...(しばし沈黙)...侍みたいな人だったわねぇ」

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って言ったので、思わす吹きだしたら

「そう。見た感じはベティちゃんみたいに可愛いのにね。」

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って付け加えたので
耐えきれない程可笑しくなって
二人で大笑いしました。

多分...母の事を本当に良く知ってる人なら
ものすごく共感してくれると思うな(爆笑)

  
  そう、名付けて
「ベティちゃん侍」見参。

いつも母はこんな感じ~^^
「奥様~♪ウェストお測りいたしますわよ~♪
あら~っ?ちょっと太られました~?」
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母の雰囲気は本当にベティちゃんに似ているわ。
目が大きなたれ目。で目と目の間が離れていて
髪の毛が天然パーマのところが特に似てる( ´∀` )

でも内面は侍。
不器用で筋を通してしまう...、自分に言い訳できない人。

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要領は良い人ではなかったです~気の毒なほど悪い方。

しかしながら...
いっつもその刀で切り殺されていたのはわたし(笑)
どんなに口答えしようとも母には絶対勝てないのです。
なんせ勧善懲悪の桃太郎侍ですもん。

ま、わたしだって、エキストラのように何度も生き返りましたけどね( `ー´)ノ


正直言うと
母が亡くなってこんなに時間が経った今でも
母の言動を思い出して腹がったって
どうしようもなくなる時があるのですよ。
介護の時、暴言を吐かれたり、変な憶測をされたり
ずっとずっと前にさかのぼって
理不尽だと感じる出来事の数々

でも
嫌なことすべて忘れてスッキリしていても、そうでなくとも
それは人それぞれ、
そのままの自分で良いんじゃないかな...って思えるようになりました。

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母を「ベティちゃん侍」だったと思えるようになってきたということは
随分母と自分との距離感が変わってきたのかな~
とも感じましたよ。


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自宅の庭の山アジサイが満開です。
母からもらった花籠に生けてみました(´∇`)

紫陽花の咲く季節の夕方
母は亡くなりました。
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一年経つのが年々早いです。

素朴で可憐な山アジサイ
咲き始めは清らかな白で
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乙女のように花びらの端からピンクに染まり
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徐々に落ち着いた奥様のような(笑)
濃いピンクになっていきます。
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それから深い深いエンジ色になって
ずいぶん長くお花を残します。
その姿も渋くて素敵です。
まだ、エンジ色になっているお花はありませんでした。

色を混ぜて生けてみましたよ...
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昨日、やっとブ◯ンディアに
段ボールを送りました。
あと、ブランドものでないものは
海外へ衣類を寄付する団体に送りました。

大きめの段ボール三個発送しました。
わたしの断捨離にとって大きな一歩です(*^^*)


春から使っている昭和レトロなガラスの花器を並べてみました。
こうしてみるとたくさんありますね。
まだ眠っているものもけっこうあります。

いつか小さなもの2、3個だけ手元に残す日がくるのかしら...?
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その時、その時、出来る限り
必要なものを見極めて
断捨離しよう。

人と比べずに
自分が好きなものと
暮らしていけたら良いな~って
感じましたよ( ・∇・)


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去年の冬ごろ
寒すぎることはわかっていたのですが
思いっきり切り詰めたキョウチクトウの新芽が出てきました。
(●^o^●)ヨカッタ~

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でもあと何本か他の色のキョウチクトウは
全く芽が出てない鉢もあり
枯らしてしまったんじゃないかと不安...
キョウチクトウは超丈夫な木なんですけど....
わたしのガーデニングって気まぐれ&無知なので
植物たちにとって残酷かもです...(´・ω・`)

自転車でお買い物に行く途中の道で
野の花が咲いていたので
ちょっと摘みながら帰ってきました。

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この前飲んだ小さな牛乳瓶を一本だけ残してあったので
それに挿してみました。
可憐な野の花たち...
この花束を見ていたら急に母のことを思い出しましたよ。

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そう
これはわたしが撮った母の一番好きな写真です。
近所を車いすでお散歩して
野の花を摘んでデイサービスに戻ってきたところです。

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母自身は野の花という雰囲気の人ではありませんでしたけどね(笑)
どちらかといえばド~ンと存在感アリアリの...カトレアとか...
そんな感じの人です^^

四月になりたての頃
母の手の中の野の花....


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 長い雪国の冬が終わって
外をお散歩できて
明るく清々しいとても印象に残る日でした。

この写真は
介護中の数えきれない嫌な出来事も
吹き飛ばしてくれる一枚なのです。

そしてその時、母と一緒に作ったネックレスの写真も見つかりました。
どこに行ってしまったのかしら...
イースターの雰囲気で選んだパーツです。

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綺麗で可愛いものは
どんなときも何歳になっても女の人の心を癒してくれますね(#^^#)

介護の時の重労働や
理不尽にあたり散らされた時の
悔しい気持ちも思い起こされますが
それでも母はとっても気丈で
最後まで態度を崩さない人でした。
(わたし以外にはです、笑)

「みっともない」ということを嫌う
昭和一ケタな価値観の人だったな~って思い出しましたよ。

気持ちは本当に強い
野の花のような人でしたね(*´▽`*)

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実家のある町、この季節、良いお天気を期待する方が無理なのですが
なんとか晴れ間を見て屋根の補修をしていただきました。
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必要最低限の補修です。
ど~にも危ない部分だけ手当てしていただきました。
今日晴れていても明日のお天気は知れないので
若い衆(笑)も入れて三人くらいで一日でいっきにやっていただきました。
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若い子たちは次男くんくらいの年齢
昨日の夜まで雨が降っていたので
瓦が滑らないか心配で
「無理しないでね。落ちないでね。」
って思わず言ってしまった...
お仕事とはいえ、自分の息子にしか見えんのよ~

何だか別の方向からも音がするので
玄関を開けてみると...
なんとお迎えのおうちも屋根の補修工事中( ゜o゜)
だよね~多分実家より前から建っていたおうちです。
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お迎えさんはわたしが小学校の頃まで「タロウ」というわんこを飼っていて
「タロウの家」って呼んでいました。
今でも通称「タロウの家」です(笑)
タロウとっくの昔にいないけど~

無事屋根の補修を終え
母のお寺に報告に...
自宅の庭のお花を少しだけ摘んでいきました。
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母も屋根のことはずっと気にしていたな...
超最低限の補修で15万くらいかかりました(-_-;)
これからどうしよいかな~この実家。
ま、とりあえず来年の春までは深く考えるのはやめよう(* ̄ー ̄)
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これで今年の冬は雪が積もっても大丈夫だろ~(^_^)v(多分)
自宅にいても雨漏りが気がきじゃなかったもんね。
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母のお寺のお庭には奥さんが大切に育てている薔薇の赤い実がついてました。
可愛い。

とりあえずホッとしました。
できることだけ少しずつやっていこう。

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わたしは夏の生まれで
わたしが生まれた日の事を話すとき
母はいつも
「暑い日だった。もう暑くて暑くてたまらなかった。」
と本当に憂鬱そうな顔をしているのが常でした。 
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母が亡くなってから、初めてめぐってきたわたしの誕生日。
まだ実家にいたので、
その時、なぜか、ふと
「わたしが生まれた時間、夕方6時頃に、わたしが生まれた病院に行ってみよう。」
と思い立ちました。

母子手帳で産院の住所はすぐにわかったけれど
とっくの昔に廃院になっているようでした。
でも、どうせ中に入るつもりもなかったし
どうにもこの思いつきを止めることができず
夕方バスに飛び乗りました。
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母は結婚して数年子供ができず
卵管を通す、すごく痛い治療をしたらすぐにわたしができたと言ってました。
母はずっと仕事をしていたので、その時代にしては遅い結婚だっだったうえに
数年子供もできなかったので初産にしては高年齢だったと思います。


わたしはいつの頃からか
わたしが生まれなければ、母は父と別れていたんじゃないかな...
と感じていました。
その方が母は幸せだったかもしれない。

でも、別れてしまっても、良かったのに。
それでもわたしは
ちゃんと母の子供として
しかも、もっと良い子になって
生まれてくるはずだから
大丈夫なのに...という
説明のつかない、不思議な確信を持っていました。

わたしは逆子の上に発育が悪く
そのうえ胎動が無くなってしまったので
大事をとって帝王切開することになりました。

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入院中のお針子さんたちの仕事の用意も全てして
入院当日まで仕事をしていたという
母の行動を辿って
母の洋裁店だった所からゆっくりと
ほど近い産院に向かって歩き始めました。
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母のお店から大きな通りに出て右に曲がると
昔からあるお店屋さんが続いていて
細い道へと曲がってゆく
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もう六時近いというのにこの日もカンカン照りで
ただ歩いているだけでも汗が流れて
顔を上げることもできないほど眩しく
気分が悪くなってしまうほど。
わたしの生まれた日もこんな日だったのだのでしょうか。
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忙しすぎる仕事
気を遣うお客様
折り合いの悪い姑
どう考えても良き夫とは言えない父
なぜか動かなくなってしまったお腹の子
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容赦なく照りつける夏の太陽の下
母はどんな気持ちでこの道を歩いて産院に向かったのでしょうか。
歩きながら、
その日の母の不安と、耐え難い暑苦しさを
感じ取れる気がしました。
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住宅地の中にポツンとあった産婦人科の跡は
庭木がこんもり茂り、小さな森のようで
秘密めいた空間になっていました。
隣にあったはずの建物も取り壊され、広い空き地になっていて。
わたしが生まれた頃とは全く違う雰囲気になっているのでしょう。
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奥の木の扉の
その奥に産院があったはず。
灼熱の日
いろんな不安を抱えながら
ずいぶん疲れた体で
母はわたしをここで生んでくれたのかと思うと
申し訳なさが込み上げてきて
ただただ感謝の念に満たされました。
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母のことを思う時、
わたしのことを世界で一番愛してくれてありがとう 。
大切に思ってくれてありがとう。
 と言う深い感謝の念と 
どうしてわたしを 自分の思い通りにしようとしたの?
どうしてわたしを脅すようなことばかり言うの?
と言う 恨みにも似た重圧感。
その二つの感情が
半分半分くらいの割合で沸き起こってきます。

母とわたしという
この世に二つとない
人格の組み合わせ。
誰にも完全には理解できない関係。


でも、この自分の生まれた日時に
産院の前に佇んだ瞬間、
わたしのいろんな感情は全て拭い去られ
ただ「生んでくれてありがとう。」という
一つの思いに辿り着きました。
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母を亡くしたこの年齢まで
抱くことができなかった
「生まれてきて良かった。」
という実感。

この感覚こそが
本当は母とわたしの原点であったはずではなかったのかと
やっと気づくことができました。

眩しすぎる太陽が蔭って
月がぽっかりと浮かび上がってくる...
そこに前からずっとあったものが
やっと銀の光を放つ姿を表した...
そんな風にはっきりと見えてきたのです。
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この日、この時
得ることができた感覚を
ずっと忘れないために
写真とともに
ここに書き留めておこうと思います。

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