昭和99年 桜の記録①
今度実家に戻る時は
長めに滞在して
地震後の実家の片付けをしようと
思っていたのですが
訳あってほんの2日ほどですが
実家に戻りました。
夏になる前
もう少ししてから帰るつもりだったので
迷いましたが
「桜が満開」
の知らせに
自分の中で何かが弾けて
戻ることにしました。
帰省したのは
ほんの2日ほど
実家のある町には珍しく
お天気はずっと晴れで
幸せでした。
昼からは用事があったので
朝早く起きて
川辺りの桜を見に行きました。
ここは去年の秋、帰省した時
紅葉していた桜並木です。
その時
「桜が咲く頃来て
満開の姿を見たいな…」
という願いが
奇しくも叶いました。
今年は桜の開花が遅れたので
見られたのです。
母を介護していた頃来て
座ったベンチだと思う
わたしの中で
ちょっと寂しいイメージの場所でしたが
何とも温かな
ピンクに彩られています。
お散歩中のおじいさんが
声をかけてくださいました。
「いいねぇ〜」
って
本当に
いいねぇ~
としか
言いようがありません。
この川べりの緑地は
街の中で一番の桜の名所
というわけではないし
もしかしたら
全国何処にでもある
風景なのかもしれないけれど
小学校の頃
遊びに来た頃のある
懐かしい場所で
その頃は
河川改修もされてない
もっと自然?というか
ありのままの雰囲気でした。
新しく市の施設ができたり
きちんと安全に整備されたりして
当然ながら昔とは
変わっている部分もたくさんあります。
それから母の介護に
戻っていた時
自転車を漕いで
気分転換に来た場所でもあり
その時は余裕もなく
桜並木であることも
はっきりと
認識していませんでした。
時の流れと
川の流れと
満開の桜が感慨深くて
この景色に辿り着くために
今まで生きてきたのかなぁ
とすら感じた
アラ還の春でした…
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