実家の二階から出てきました。
和紙でできた花嫁人形です。
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頂いたものではないと思います。
誰が買ったのでしょうか?わたし?それとも妹?
どちらかですね。
わたしは昔からお人形が好きでしたが妹も嫌いではなかったと思います。

わたしは買った覚えがないんですが、忘れただけかな?
妹かわたし確率半々ですね。

どちらが買ったとしても結婚前でしょう。
花嫁姿に憧れる乙女なお年頃の頃しか買いませんよね(笑)
もう30~40年前の昭和時代のものです。

片付けたのは母に間違いありません。
きちんと箱に入れて、ずれないように詰め物がしてありました。
物に対するこの几帳面さは母です。
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お見合いで勧められるまま
家族に祝福されて結婚するのが当然と思っていたわたしと違って
妹は家族を驚かせ、悲しませるような結婚をしました。
着の身着のまま家を出て行った感じです。
故に結婚式は挙げていません。

見た感じ、妹は純朴で大人しそうに見えます。
現実、小さい頃は本当に大人しい子でした。
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でも行動のあちこちに
周りの想いより、自分の気持ちを優先させる...
そんな強さは見受けられましたね。
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わたしは式や披露宴は型どおりやりましたが
あの頃には珍しく式もお色直しもドレスだけで簡単に済ませました。

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父と母は和装の花嫁姿を見られなかったんですね。

今は妹と話をすることはしますが
ずっとわだかまりは残っています。


このお人形も和紙なので白無垢がだいぶ黄ばんだり汚れたりしています。
味がでてきたとは言い難いです。
やはり白無垢だけは真っ白が良いですね。


また寒さが戻り雪が降ってきました。
今晩も降り続き明日は一面真っ白になっているかもしれません。
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わたしはこの時期の寒の戻りはむしろ好きです。

楽しみにしていた約束が金曜日から日曜日になった...
それだけのこと。
むしろ嬉しいくらい。
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でも、それは必ずもうすぐ春が来るとわかっているから...
決して変わらない約束があるから、
それに他ならないですね。