実家に戻ってきたら
できる限り父のゆかりの場所も尋ねることにしています。
どうしても母の事を考えるのが中心になってしまうんですね。
なぜか。
というか必然的に(笑)
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父はお世辞にも家庭を大切に考える人とは言えなかったし
母は自分が犠牲になっても家族のために生きるのが当然と思っている人だったし
まぁ、そんな二人でしたから
母の事に重きを置いて考えてしまうのも無理ないと思うんですけどね。
というか、そうでないとある意味不公平かもフフフ
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でも二人とも亡くなってしまい時間が流れると
父の事もとても懐かしく感じます。
思い込もうと思えば...家族思いのとっても良い父だったと
思い込める気さえしてきます。
まぁ、気がするだけですけどね〜(笑)

木陰の色が濃くなって日差しの強さが感じられます。
初夏ですね。

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わたしは父に叱られた記憶が一度もありません。
その代わりと言っては何ですが
母には叱られた記憶しかない...と言っていいほどです。


女の子に対して父親は甘い人が多いのかもしれませんが
わたしの父もそうだったのかな?
それとも怒るのも面倒だったのかな?
そんなこと考えながら歩きました。


父が通った学校の記念館へ
もう何度も来ています。

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小さな展覧会も開かれてました。
乙女の文学展

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可愛いイラストをゆっくり楽しみました。
残念ながら撮影禁止だったので...

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展示の中に女流作家さんの唯川恵さんの言葉で
「一生恋心」
という色紙がありました。
....う~ん...いい言葉です。
妄想でも何でも、恋心って素敵です。
究極、自分で自分を幸せにしておくしかありませんからね(笑)
この歳にして達した悟りの境地。

向こうから顔をだしてハイカラさんになって
記念写真を撮りたかったのですが
一人だったので諦めました~。
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でも顏と衣装がアンバランスな
無理ある写真になりそうで怖い(笑)




記念館には当時の寮や校舎の模型があります。

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そして学生さんたちのミニチュアがあって
それがとっても好きなんです。
いつもじ~っと長い時間見てしまいます。

父もこんな風に過ごしていたのかな...
父は学生時代のお友達とずっとおつきあいがあって、仲良くしていたし
この学校で過ごした時代が一番思い出深く幸せな時代だったと思うので
この記念館に来て、父の事を考えるのが一番好きです。

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お寺に行くのも落ち着きますが
その人の好きだった場所や思い出がたくさんある場所に出向いて
その人の事を思う方が
身近に、そして幸せな感覚を共有できる気がして好きなんです。
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そしてわたしは子供たちが男の子なので
自分の子供の様子とも相まって
とっても灌漑深く思われます。

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二人とも学生服は詰襟でした...
初めて詰襟を着た姿を見た時はとても感動しましたよ。二人とも。

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もう今となっては懐かしい息子二人の詰襟姿と
実際には見たことはない父の詰襟姿と
なぜか重なります。

息子たちも学校の自習室で
試験勉強してました。(多分、笑)

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下駄と塵取りがたまらなくいいね。
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食堂の食器
白にブルーの校章がすがすがしい。
男性的です。量がたくさん入りそう。
食器が好きなのでじっと見てしまう。
欲しい...フフフ

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父と母二人の共通の思い出の場所がないのがちょっと寂しいけど...。
でも、母が父への不満を自分の中に閉じ込めて、じっと我慢していて、
一見仲良しに見えるように、ふるまっていて欲しかったとは
全く思ってません(笑)
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爆発させながらも(笑)我慢し続けてくれたのが母だったと思います。
ある意味妻ではなくお母さんですね。
ま、母の怒りは半端なかったですよ。無理ありませんけどフフフ。

もうタンポポは綿毛
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今となっては、
父が本当はどんな想いを抱いていたかなんてわかりませんが
わたしは一度も父から母の悪口を聞いた事はありません。

言える立場じゃないということぐらいは
わかっていただけかもしれませんけど...ネ。


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