Detour

しばし...昭和にとどまらせて下さい...

2023年10月


今日、関東地方は朝から秋晴れ
とっても気持ちの良い日です。


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今日はわたしの父方の祖父の命日で
母がず~っとず~っと前
本当にいつだったか忘れてしまうくらい前に
うちに送ってきたかなり大きな荷物の中に入っていたものの一つ

行李?こうり?っていうのかな?

(これです)


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表面は麻みたいな生地が貼り付けられていて

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中は柳?かな?
で編まれていて

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その中に入っている
祖父の形見の軍服を干すことにしました。


ちなみに送られてきてから今まで
一度も中を開けたことはありません。


こおりを開けるとき
主人は咳が止まりませんでした(笑)




いつか母が入れたのであろう
防虫剤

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白く変色してるやん(汗)





昨日、こおりから出して
「明日(今日)、ベランダに干そう~♪」
ってカーテンレールに吊るして寝たら

夢をみたんです。


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どんな夢かというと

知らない人たち...なのだけれど
でもどこかで会ったような気がする...そんな不思議な人達が10人くらい
きちんとした正装っぽい服装をして
四角くテーブルを並べ座って会食していっるんです。



そしてわたしも黒っぽいワンピースを着て
何人かの人達と一緒に
会食している人達の後ろを囲んで
立っているんですよ。


わたしの前の席がなぜか一席だけ空いていて
ぼんやりその席を眺めていたら
後ろから
「これはあなたの席です。座ってお料理を召し上がってください。」
って男の人の声がして
わたしの背中を少し押したんです。

それでわたしは
「え?良いんですか?」
って言って戸惑いながら座りました。

そしたらうやうやしくお皿が運ばれてきて
それは
澄んだ黄金色のスープの中に
お肉の塊とジャガイモが入ってるお料理でした。

で、一口食べて
美味しい~♪♪
ってなりました。
(なぜか、何となく味は覚えている^^)


それしか覚えていないのですが
(食い意地)
わたし良い夢ってほぼ見ないのですが

御馳走になるってことは
良い夢?なのかな?


もしかして
久々の虫干し
ご先祖様喜んでる?




それで、ご馳走にもなったので(笑)
今朝早くから、張り切って
秋の陽射しの中に
軍服やその他もろもろを干しました。



干してみて中を見て見ると
キルティングのようになっています。

とっても丁寧で凝った造り

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でも、カビて白くなっていたり
虫食いも多々あります。

すまん
ご先祖様。


未だに主人を鼻水タラタラ咳コンコンに追い込んだ
古〜い行李も
きっちり干しましたよ(笑)


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このブリキでできたお弁当箱のようなもの


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なんと帽子入れ。

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お陰で形は保たれています。



そしてこの筒


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ムムム....

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中から羽根が~~~( *´艸`)


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これを見た瞬間
突然思い出したのですが
いつだったか...小学校低学年の頃
この筒、見たことある。


妹とマジシャンごっこしてた記憶が....(;^ω^)




帽子に羽根を挿して
干しました。


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一枚羽根が抜けてしまった....

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でも、羽根ってすごい
って思った。

だってこんなに柔らかで繊細で
すぐに壊れてしまいそうななものなのに
何十年も色も形もほとんど変わらず残っているんだもの。







あとこれは初めて見る書簡類。


やっと形が残っている手帳


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お手紙

検閲が入っていますね。
時代を感じます。


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中は読んでいて胸が苦しくなって
途中で止めてしまった。

でも
いつかご紹介できるかな。



戦地から祖母に送った手紙。

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祖母は「きく」という名前でした。



前、祖父が菊の盆栽を作っていた記事があります。







この前久々に買った菊の鉢を玄関前に移動させて
前、靖国神社で小さな小さな苗木をいただいて
ずっと育てているものを二つ前に置きました。

「モッコク」と「マキ」という木です。


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これからこれらの遺品をどうするか
わたしが決めなければいけないんです。

もうわたしも還暦を過ぎましたしね。



どう考えても
息子たちが持ち続けていけるものではなく...



それにしても
戦争という歴史は二度と繰り返して欲しくない。

今、戦争している国にも
一日も早く平和が来て欲しい。


雲一つない青空
優しい秋の陽射しを浴びている祖父の遺品を見ながら
切に願いました。




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それでは
谷内六郎館で撮って来たお写真を....

(お写真可でした^^)


中が少し暗めだし
額のガラス越しなので
あまり上手撮れませんでした。

有名な絵が多いので
本や絵葉書にもありますが
やはり自分で撮った写真も残したくて
頑張りました。


週刊新潮の表紙で
六郎さんの言葉が添えらています。





「はじまり」

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赤い緞帳が上がる瞬間ですね。



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暗闇の中
足元を照らす懐中電灯
女の子たちはリボンをつけておめかししています。


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どれもこれも
記憶の片隅にある光景です。






「夜の果物店」



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わたしの生家の近くには
八百屋さんなのですが果物も扱っていて
夜になって暗くなった時
白々とした電灯に照らされた果物は
色がより一層鮮やかで
昼に見た果物とは全く違う
プラスチックの作り物のように感じたことを
思い出しました。

この絵を見るまで
その光景を全く忘れていたのですが...



六郎さんの言葉がユーモラス(笑)

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「早いお客」


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駄菓子屋さんでしょうか?
昔よくあった何でも屋さん?


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吊るされた四角い紙の箱に
何が入っているのかな?
お菓子の詰め合わせ?


今のわたしだって
どれもこれも美味しそうで欲しくなります^^♪





「夜更けの幻想」


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子供の頃、土曜日に
親に無理やり早く寝かされると
何だか物足りなくて
寝たふりをして
そっとカーテンの隙間から外を見ていた覚えがあります。



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子供にとって夜は特別な時間。
人間以外のものが幅を利かせている
怖いけれどのぞき見したい不思議な時間なのです。




真ん中には谷内六郎さんが絵を描く時使っていた
道具が展示されていました。


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筆も筆洗いも
わたしが小学生の時使っていたものそっくり^^


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インスタントコーヒーの空き瓶も
筆洗いに使われていますね。
親近感がグングン湧いてくる~♪


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絵具

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そしてタバコ
ハイライト
父と同じ...

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谷内六郎さんはひどい喘息に苦しめられていたはずなのですが
タバコは吸っていたのかな??

父も咳をしながら
タバコはチェーンスモーカーでした。

あの時代の男の人は
タバコを吸っている人が
ほとんどだった気もしますね。




「小さな遊園地」


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可愛いですね。
テーブルの下は女の子の秘密基地です。



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窓の団地の風景が懐かしい。


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この女の子は団地の何階に住んでいるのでしょうか?





「炎」


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ガスレンジの青い炎は
熱いのになぜ青いのか不思議だった。



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「霧のミルクも来てた」


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霧の白さは確かにミルク色をしている....
牛乳配達の人が早朝必ず配達してくれるのが
当たり前だったのが
今では信じられません。




「天井の記憶」


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天井の模様は夜になると
妖怪みたいで本当に怖かったです。
生家は古くて木の天井はシミがあって
見るのが怖くて目をつぶっているうちに
寝てしまったのを思い出します。


まだまだたくさん心に残った作品がありましたが
これだけ撮るのがやっとでした。
年?(笑)


ブログにアップするのが遅れてしまったので
10月の何日からか
新しい展示になっているようです。


また見に行きたいなぁ~


今はすっかり谷内六郎にハマっていて
図書館で本や画集を借りたりしています。



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横須賀美術館は海に面した白くて近代的な建物。
レトロさのかけらもありません。

そこに昭和な六郎さんの絵が展示されていることが
令和に生きる昭和を感じさせてくれて新鮮でした。


若い方も多かった気がします。

六郎さんの絵を通して
この昭和な感覚を
どんな風に感じているんだろう…


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今日は秋晴れで
久々に布団を干したり庭の手入れをしたりしていました。

短い秋の気がします。


また、自分が心から行きたい場所に
行ってみたくなりました。




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11時過ぎに着いたのに
もうレストランはいっぱいでした...


アクアマーレ

海が見えるレストランです。



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テラス席もありましたが
わたしは中の席へ


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中からも絵画のような海が見えます。

イイ!すごくイイ!
(*^_^*)



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う~ん
ここってデートで来る所じゃない??



でも、一人だからこそ
自由にふるまえるのよね。


おばさん一人でも
じゅうぶん楽しい(笑)
 

前の席に
昔、憧れていた人が座っていると妄想すれば
20歳の頃にタイムワープだってできるやん。
 

その方が
前に白髪の主人が難しい顔しているより
ずっとリフレッシュできるやない?
(笑)...が、真実。




パスタランチをお願いしました。

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何のパスタか忘れてしまった…

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美味しかったのですが
お腹ペコペコ人間だったので
「量が少ないよ~もっと食べた~い。」

ってなりました。
生来の大食い^^



デザートとコーヒ

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ゆっくり海を眺めながら
いただきました。

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今はこんな風にミルクで模様が描かれていますよね。


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可愛くてしばし眺める。





なにしろここは自宅からかなり遠いので
帰りの時間があります。
だからそこまでゆっくりしてられない。





でもせっかく来たのだから
館内を少しお散歩


今回は回れませんでしたが
美術館は観音崎公園という大きな公園と
続いているそう。



少し前のことなので
サルスベリのお花が綺麗に咲いていました。

今はもう散っているかな....?


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日本の夏の気候は
変わってしまったね。


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真っ白な建物の美術館と
海と空と緑と


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美術館の中は
スッキリとした空間。


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丸窓から見える景色


海と自分しか存在しない気がする空間です。




屋上へ

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こちらは緑も多い景色。



海の方角にはガラスの床も薄いブルーに照り映えて
いくつものブルーの層になってます(*´ω`*)ステキ♥


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と、見ると
「恋人の聖地」


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なるほどな〜(^ν^)


写真を自撮りするカップルが初々しい~♪


わたしもこんな時代が....なかったわねホホホ...

まず自撮りなんてシステムなかったし
昭和の男の人って
照れてこんなことしなかったわね。
(主人だけ?かも?)


振り返ると...
つまんないね(爆笑)




周りの景色を楽しんで



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いよいよ谷内六郎館へ...

想像したよりずっとこじんまりしていました。




谷内六郎館の入口の絵
昔懐かし影絵遊びです。

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谷内六郎は家族とたびたび横須賀を訪れ、
1975年に観音崎公園にほど近い場所に
アトリエを構え
創作に励んでいました。

しかし残念ながら
今はアトリエは取り壊されてありません。


そんな御縁から、
遺族から『週刊新潮』の表紙原画等が
横須賀美術館に寄贈されたらしいです。





こちらも入口に飾られた大きな絵
『ドックの祝日』

谷内六郎さんの絵は
海がよく描かれています。



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浦賀ドックの船は
子供の目には大きな山のようで
なぜか海に浮かんで動いてゆく...


ちょっと怖くて
不思議な存在だったのでしょうね。




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谷内六郎さんの美術館に行くことに決めた時
久しぶりにワクワクしました。



で、着て行くお洋服を考えて…

秋らしさプラス軽やかさを意識(笑)
持ってるものの中でチョイス。


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かなり前のものですが

濃いめの色の小花柄で
秋の初まりに着るのが好き。


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ロールカラーでノースリーブのレトロなデザインですが
二の腕を出すのは無理すぎるので(笑)
いつもなにがしか羽織ります。


やっぱオシャレ心は大切な( *´艸`)ウンウン

自分で自分を上げてかなきゃ。
誰も上げてくれないもん。




☆*゚ ゜゚*☆*☆*゚☆*゚ ゜゚*☆*☆*゚☆*゚ ゜゚*☆*☆*゚



かなり長い時間電車に揺られて
横須賀駅に初めて降り立つ....


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「横須賀」は百恵ちゃんの出身地ってくらいの知識しかない(笑)


これっきり、これっきり、もう~
これっきり~ですか~♪
by百恵ちゃん


小さな可愛い駅


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山と海に囲まれた
自然豊かな環境。


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潮の香....


駅前からバスに乗って30分くらいかかります。
「観音崎」行きに乗ります。


観音崎...

砂埃の舞うこんな日だから~
観音崎の歩道橋に立つ~♪
byユーミン


横須賀の街の中を通り過ぎ

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暫く行くと目の前に海が開けます。

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けっこう道のりは遠い..
.


ラビスタ観音崎テラス、横須賀美術館前で降ります。


何ともトロピカルな建物
でもこれは美術館の方ではなく

ラビタス観音崎テラス
リゾートホテルです。

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あ~非日常を感じるなぁ~

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少しだけ歩くと
横須賀美術館が見えてきました~♪


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正面からのお写真撮り忘れたので
画像お借りしました。



1.________________________


前庭の広々とした空間が向かい側の海の景色と相まって
解放感抜群です^^♪


着いたのは11時過ぎて居ましたが
お腹がすいたので美術館の中のレストランで
腹ごしらえ
(*^^)v




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とうとう十月になってしまいました。
早、三日。


今年は特に
満足できることは何もできずにここまで来てしまった感が
半端ないです"(-""-)"



9月29日、満月は見られましたか?
こちらは、雨っぽく、雲がかかっていて
結局見られませんでした。

残念。

完全な満月が中秋の名月として見られるのは
あと7年後なんですって。

7年後???
生きているのかしら~???


☆*゚ ゜゚*☆*☆*゚☆*゚ ゜゚*☆*☆*゚☆*゚ ゜゚*☆*☆*゚


この頃はすっかり秋のお天気。
雨が降る日は「秋雨」と言う感じ。


降ったり止んだりしている日は
草取りに丁度良いので
少しだけ頑張りました。




菊の苗を買ってきました。
久々に買ったお花の苗です。

玄関が明るくなった(*^_^*)

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黄色い小菊。


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「ボサギク」
って書いてあったので
なに?それ?なぜにそんな変な名前?
って思ったのですが

小菊を丸く仕立てたものを
ボサギクって呼ぶそうです。

ちょっと~
その名前~
やめてくれ~

自分がボサッとしているから
余計に嫌だわ~~~


ボサギクなら
キラキラネームでも良いから
もっと可愛いのをつけて欲しい。

お花のネーミングに
時々センスゼロのものがあって
がっかりします。


でも、ね。

草取りのご褒美に

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黄色い蝶も来てくれました。




☆*゚ ゜゚*☆*☆*゚☆*゚ ゜゚*☆*☆*゚☆*゚ ゜゚*☆*☆*゚



9月の終わりに
近所の公民館に行って
本を借りてきました。

夏休みはたくさんの人がいましたが
もう誰もいない...


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小学生の子供たちの作った
レトロな白黒カレンダーも

9月から

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大きなリンゴが描かれた
10月に変わります。

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果物の秋でもあるんよね^^♪
それにしてもモノクロが良い味。






いくつか本をかりてきたのですが 
その中にとても心惹かれるものがありました。



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谷内六郎さん。

長く週刊新潮の表紙を描いていた方だから
とても有名だし
皆、何度も目にしたことがあるのでは?


お月さまの絵

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月明りの影...

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確かに昔は月明りの影ができてました。
月影という言葉は
もう死語?




この本を手に入れたくて
探してみましたが
もう絶版でした。


ミシンの絵。

母は夜、よくミシンをかけていたので
電球の輝きといい
広げられた布といい

ぼんやり見ていたら
すっかり絵の中の小さな男の子になってました。


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そして
どうしても谷内六郎さんの絵を
たくさん見たくなって

わたくし

谷内六郎さんの美術館に行くことを
決行いたしましたの。

横須賀です。
遠いです。
行ったことないです(笑)

でも、どうしても行きたくて
この情熱は止められない( `ー´)ノ


自分のどこにこのパワーが潜んでいたのか...
自分でもびっくり(笑)


このパワーは
昭和レトロパワーなのです。

ファイヤー

(((((((((((っ・ω・)っ 🔥🔥🔥


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