今日は昭和の日
昔は天皇誕生日って言ってましたね。
大安のうえに
お天気も良い日でした。
実は祖父の軍服が入っていた荷物の中から
刀らしきものが見つかったのですよ。
わたしが小学生くらいの頃に
見たことあるよな、ないような...刀?
けっこうずっしり重い。
色々調べてみたら
刀等、見つかった時には
(蔵とか仏壇の裏側とかから)
警察に「発見届」を出さなくちゃいけないみたいで
それで電話をかけたら
その刀を警察まで持ってきて
発見届をだしてください。
とのことでした....
えっ?
どうやって持って行くの???
わたしは車を運転しないので
バスに乗るんですけど...
そしたら
刀とわからないように
何かに包んでバスに乗り
持って来てください。
とのこと。
発見届を出すためなら
正当な理由なので
刀を携帯していても
捕まったりしませんんから
とのことでした。
で
↓みたいに大きなバスタオルでグルグル巻きにして
いけない物を持ち歩いている不審者気分で
警察まで出向きました。
そしたら
警察の方が
「このままこちらで処分しますか?
それともお金はかかりますが、
審査会に行かれますか?」
と聞かれ
(審査が通っても通らなくても6000円ほどかかります)
一応、祖父の形見?
ってことになるから
このまま警察にお預けして
処分してもらうのは気が引けて…
「審査会に行きます」
とお答えしました。
そしたら
「審査会に通らなかったら
それは持っていてはいけないものとなり
警察にて処分しなければならないものとなります。」
とおっしゃいました。
「ほ~、そうなんだね。そういうものなんだ。」
初めて知った次第です。
暫くして審査会の案内が届き
当日、また、
刀をバスタオルグルグル巻きにしてバスに乗り
またしても、超危険物を携帯しているぞわぞわ気分で
審査会の会場に向かいました。
もし、審査が通らなかったら
そのまま刀を持って警察に直行して
処分していただくつもりでした。
刀や銃の審査会って
ほとんど人がいないんじゃないか?
なんて思うでしょ?
ところが行ってみると大盛況なんです(笑)
そして色んな刃物等を発見した方たちがいるんですよ。
長刀とか槍とか
長すぎて一人で運べないものは
家族総出で持ってきたりしていて
意外と賑やかなんです(^^)
受付を済ませて待っていると
番号で呼ばれて、刀を渡すと
後ろの方に何名かの鑑定士?さんがいて
見てくださいます。
そしたらほどなくして
審査が通ったみたいで
「銃砲刀剣類登録証」
が発行されました。
無銘の刀
らしいです(笑)
まぁ、名品ではないが
本物...ってことかな?
でも登録証がないと
寄付も売買もできないので
良かったです。
刀なんて
息子たちに渡しても荷が重いだろうし
(絶対、要らないって言われると思う。)
売るとしても
高く売れるものでもないでしょうし
わたし的には
どこかに寄付できたら嬉しいな。
これから検討してみます。
ずっとこのまま家に置いておくってことはない
と思うので
お写真撮りました。
ブログに残しておきますね。
見つけた時
房のついた紐が
すごく綺麗に飾り結びしてあったのですが
ほどいてしまったので二度ともとには戻せません(笑)
角度を変えて…
織物のの袋は底が抜けてきてしまっていて
こんな風に刀が出てしまってます。
袋の柄は
千鳥と
鶴
開けた時の美しい色合い
日本人の美意識感じるわ〜
袋から出すとこんな感じになります。
刀のカバーは革製
良く時代劇で見るような日本刀とは違っていて
多分、軍刀なのです。
ここにわたしの名前を書いた札をつけられました(笑)
柄の部分
何か小さなものが挟まっている
何だろう〜?
付け根の所をよく見ると
多分、これは藤のお花。
自宅に咲いていた藤がもう終わりかけでしたが
二房ほど摘んできて
刀の前に飾りました。
そして、
亀戸天神でいただいた藤の絵のついたお守りと一緒に飾りました。
不死身という意味です。
戦争に出かけて行く時の刀ですから
身の安全を願って藤の絵をあしらったのでしょうか?
敵も味方も
どちらも皆、命がけ。
酷いです。
戦死した祖父を想い
平和に感謝しながら
昭和の日を過ごしました。
この世の中から
全ての戦争が無くなることを願いつつ…
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