四月になりました。
昨日、今日と急に暖かくなり桜が咲き始めました。

母に桜を見せたくて連れ出すことにしました。

母は私以上に、あと桜を何度見られるかわかりませんから...
思い切って今日行きましょう。

今、花開きました...
そんな桜を見ることができました。

タクシーの運転手さんに
「今日は一年に一度しかないような日です。」
と言われました。

うれしい。
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平日にもかかわらずお花見の人がたくさん来ていて
春の賑わいです。

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母は倒れてから、何とかここまで回復してくれましたが
長女気質で常に自分がやってあげる立場だった母は
今の自分の状況を悲しい...と口にすることが多いんです。

しっかり者の母に皆甘えていましたね。
特に父は、
父は人は良いのですが
何もかもすべて母にまかせっきりな人でした。

母がしっかりしていたから、父があんなだったのか...
父が何もしないから、母がますますしっかりしていったのか...
わかりません(笑)



今日はどうしても一度連れてきてあげようと思っていた
母の洋裁店の跡に連れていってあげました。

すっかりうらぶれていますが
ここなんです。ここに違いありません。
40年以上ここで母は洋裁店をしていました。

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入口を見て、
扉が新しくなってる...だから大家さんはまだここに住んでるよ...と言いました。
ちゃんと覚えているんですね。
確かに木の扉でした。サッシになってます。

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ここをつきあたると○○町、ここは元○○屋さんだった...
びっくりするほどよく覚えているんです。
いろんな事がわからなくなっているのに...。

そう、ここは母の人生そのものの場所だものね...

これはこの店で働いている若かりし頃の母の写真です。
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路地裏の小さな洋裁店ですが
切り盛りするのはとっても大変でした。
働いているか怒っている母しか(笑)覚えていません。

時間が過ぎたんですね。長い長い時間が...


はらり...落ちてきたさくらのお花
母の手に載せてあげました。

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母はいつも何か物足りなそうです。ずっと...ずっと...
こんなにも一生懸命生きてきたのに。



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