母がずっとしまってあった「かんざし」です。
母のものではなくて母がお友達から譲り受けたものです。
綺麗です。
べっこう細工とサンゴの玉でできているのでしょうか?
箱に入れて、薄い紙に包んで大切に保管されてました。
箱に書かれている字はもちろん母の字ではなくて
くださったお友達の字です。
母の字はもっと男っぽい角ばった文字ですから...
その方がご自分のお母さまから譲り受けたもののようで
今生きてらっしゃれば120~130歳くらいの方のものですね。
母が頂いたのは「べっこうのかんざし」の方です。
「青色玉のかんざし」ってどんなのだったんでしょうか?
見てみたかったです。
長く懇意にして下さっていたのですが
ご自宅のある東京へ戻られ数十年
亡くなられる少し前に頂いたものらしいのですが
詳しいことはわかりません。
後ろから...
まるで松葉のような繊細さ
でも触ってみるとしなやかで思ったより強いように感じます。
母はその方のことを
「素晴らしいおうちの出の方なのだけれど、戦争に翻弄されて苦労した不幸な方なんだよ。」
と言っていましたが...
どうゆう苦労なのか...どんな風に不幸だったのか...
今となっては誰にも聞くこともできないし...
実は一度だけ大学時代その方に
母と一緒にお会いする機会がありました。
たまたまわたしの下宿からほど近いところにその方のお住まいがあって
喫茶店で三人でお話ししたのです。
派手さは全くない方でしたがお顔立ちが本当に上品で
うっとり見とれたものです。
母が言うように不幸な方とは思えませんでしたが...
何かあったとしてもそれに負けず
おっとり美しく生きられたのかと思います。
今、気が付いたのですがこれは「百合」のモチーフでしょうか...?
もしやわたしのためのもの?(笑)
その方はお子さんが男の子だけということでしたから
母にこのかんざしを下さったんでしょう。
確か、どこにしまってあるのかもわからないのですが
お着物も譲って頂いたと思います。
見つかったらアップさせていただきますね。
このかんざしは譲り受けてから一度も実際には使われてません。
わたしも着物を着る予定は全くなく(笑)
子供も男の子二人なので...
でも、こうしてブログにアップしてこの美しい姿を見ていただけたら
少しは喜んでもらえるかな...なんて思っています。
わたしはずっと大切にしていきますね。
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