この前の「ぼくの絵わたしの絵」で思い出したんですけれど
わたしは小学校の3,4年生の頃
絵の教室に通って...いや通わされていました。
誰って、もちろん、母に(笑)
あのたった一回の入選で気を良くしたんでしょうか?
絵の才能があると思ったんでしょうかね。
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うちは共働きでわたしと妹は俗にゆうおばあちゃん子で鍵っ子(←今言う?これ。死語?)
母の仕事は自営なので土日も関係なかったし
父は会社お休みのはずなのになぜかいなかったし(笑)
むしろ皆さんがお休みの時ほど母は仮縫いなんかが入っていて
ますます忙しかったんです。

ゆえに教養+暇つぶし+非行防止?に
けっこう当時としては習い事が多い方でした。

その一つがこの日曜日の「絵の教室」
妹と二人でバスにまで乗って通わされて通っていました。

急に思い立って訪ねてみたくなりました。
もちろんピンポンしませんよ(笑)
ただ、行ってみたくなったんです。

実家からバスで15分くらいの所です。
皐月晴れに誘われて出かけました。


バス停を降りると、大きな病院があります。
工事中ですね
わたしが絵の教室に通っていたころからもうゆうに40年以上は経ってますから
もう全く昔の建物とは変わっていて当然。
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この緩やかな坂を上って子供の足でも10分足らずの所でした。
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道の端に水路が流れてます。
確かその頃もこの水路を見ながら通ってました。
記憶って蘇るんですね。こんなささいなことでも
すっかり忘れていた光景ですが、水の流れを見ながら歩いていると
その頃の自分の感覚がまだ自分の中に残っているのを感じます。
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この水路の左横の景色はまさに取り残された空間。
わたしの記憶でも古い建物だったような気がするのですが
もう廃屋っぽいですね。
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けっこうお年を召した小学校の図画工作の
男の先生が教えて下さっていたのですが
私の記憶の中では絵の先生というより学校の先生というイメージが強いです。
ちょっと怖めの(笑)


わたしの中で、絵の先生は
幼稚園の頃、母に連れられて行った山の中のアトリエみたいな所。
そこにいらっしゃった絵の好きな独身の絵の先生。
多分、今の私くらいの年齢の女の人だったと思うのですが

「トンボ」...みたいな....そんなお名前がついていたお教室だったと思うのですが
広い野原の中にある木でできた開放的な建物があって
子供たちが中でも外でも自由にお絵かきしていた
素敵な場所でした。

わたしはそこで絵を習うことがありませんでしたけど
とても印象に残りました。
なぜかそこで絵を描いている自分が思い浮かべられるんです。

お顔も全く思い出せないのですが
その方の雰囲気とか、お話しの仕方とか
普通の女の人とはちょっと違う...
自由でファンタジーで感覚が研ぎ澄まされているような
芸術家というか...全体に流れていて空気感が
妖精のように素敵で印象に残りました。
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わたしは今だにこんな子供じみた性格なのですが
その頃は本当に子どもでしたから(笑)
ますますぽわ~んとしてましたし
母によって変に大人びた部分を植え付けられていたので
バランスの取れない変な子供でした。
ゆえに
今、習っているこの絵の先生はなんだかちょと違う...芸術家っぽくないなぁ...
なんて感じていましたよ(笑)
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広いとはいえないおうちの中で何人もの大人も子供もいて
真ん中におかれた花や果物や静物を描くんです。
そして最後に先生が指導というか手直ししてくださるんですが
へたくそだったわたしは
まるで添削されているような気分に陥ってました(笑)

わたしはほんの1~2年でこのお教室は行かなくなってしまいましたが
その後この先生は小学校で校長先生まで勤められ
画家としても活躍されたと聞きました。
順風満帆な道を歩まれたのでしょう。



おお、何だかレトロな雰囲気のお店が...
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こ、これは..あまり記憶にありませんが
私たちが通っていた頃からあったお店に違いありません。
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う~ん、まさに昭和レトロ
メニューをチェック...
必ず一度食べにこよう...でも早くしないと無くなってしまうかも...
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このあたりは大学生が多い地域だからお客さんは大学生が多いのかな...
ここにはまだまだ昭和レトロな学生さんがたくさんいそうな気がしてきました。
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この道の突き当りまできてしまいましたよ...
ん?とするとこの手前の細い路地を右折のはず...
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この曲がり角だったような記憶が...
ない...あれ...じゅあ一つ前かな...
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う~んやっぱり違うし
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初めに曲がった角のここだった気がするけれど
多分ここで、ちょっと石段みたいになっていた所を上って玄関になっていたから
もう無くなってしまって駐車場になってしまったのかもしれない。
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でも、なぜかそんなに寂しさは感じませんでした。

なんせわたしも妹も絵は全く上達しませんでしたから、
ただ幼心に姉妹だけでバスに乗って出かけていくのが
小さな冒険みたいで面白くて
それだけが記憶に残っているんですね。きっと。

道の途中で一緒の教室に通う一つ年下の男の子と仲良くなって
三人で寄り道しながら次のバス停まで歩いてみたりしてました。
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妹がずっとあとで、確か大学生の頃
「あの男の子が初恋の人だったかも...」なんてカミングアウトしてましたよ(笑)
たしかにお坊ちゃま風の可愛い子でしたね。


よく見ると、もう紫陽花が蕾をスタンバイさせてますよ。
ぼやぼやしていると紫陽花が主役の梅雨がやってきます。
外に出るのが億劫になってしまいますね。
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もっともっと記憶に残っている場所に訪ねていきたいですね。

もうこれで思いつかない...というくらいまで。


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