母が倒れた日のことを
ブログに書き始めたら

なぜか急性期病院にいた時のことは
年内に書き終えたい気持ちになりました。


ブログに書き留めると
過去の出来事して
自分の心の中での位置が定まり
すっきりする気がするので...


思いつくままぼちぼちと
書いてゆきます。




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母の病院にたどり着いて
救急の入り口から走って病棟まで行きました。


担当の脳外科の医師からお話がありました。

出血は大量だったけれど
現在は何とか一旦自然に収まっている状態。


ただこのままだと
再出血することが予想され
そうなるともうどうすることもできないので
やはり根本的に出血している部位を
治療する手術が必要だと言われました。


先生は40歳くらい..?
とても静かにお話される方で
ほっそりとした体型で
白い繊細な指が印象に残っています。


もちろん初対面の方でしたが
どこかで会ったことがあるような...
無性にそんな気がする先生でした。


色々説明を受けましたが
何もわからない私は
「母の病状、年齢、を鑑みて
先生の一番良いと思われる方法をお願いします。」

安心してお任せできました。


思えばここまでの車中で
母が亡くなったという連絡が来ても
全くおかしくはない状態だったです。

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ICUで横たわっている母は
いつもとほとんど変わらず
うとうと眠りかけているだけのようでした。


ほんの少し
相づちをうったり
言葉を発することは
できたのです。


わたしが
「お母さん、わかる?
わたしだよ。ゆりえだよ。来たよ。」

と耳元で声をかけると

母は
「あー、来たんか。」


目を閉じたままでしたが
返事をしてくれました。


「絶対良くなるからね。絶対。絶対。」


励ましの言葉をかけた時 

急にやるせなさが押し寄せてきて
頭が真っ白になり
自分を見失い
大声を出してしまいそうでした。


そしたらまた母は

「うん。」


深く頷き

わたしは我に返りました。


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その様子は
気丈でしっかり者の
いつも通りの母だったのです。




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