↑この記事の続きです。

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母がリハビリ病棟に移り
その日するべきことが終わったら
もう夕方になっていました。



ベッドに戻った母も
新しい環境で一日忙しく過ごしたせいか
ウトウトし始めたので
わたしも実家にもどることにしました。



午前中早くから来ていたので
さすがにわたしも疲れました。




リハビリ病院まではバスを乗り継いで一時間はかかります。
やっと家にたどり着いた頃
突然わたしの携帯電話が鳴りました。
病院からでした。



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びっくりして出ると
その日の病棟の担当の看護師さんからで

「お母さんが不穏な様子なので来てください。」
とのことでした。


タクシーを呼んで
すぐにかけつけました。


母のベッドまで行ってみると
母の目つきは険しく、興奮したようで顔は赤く
わたしの顔を見るとすぐに眉をひそめて
「事件だよ。...男の人が来た。あの扉の所...警察を呼ばなくては...」
と言い始めました。


「どうしたの?どうしたの?」
と聞きながら
こんな異様な母をみたのは
初めてだったので
わたしは本当に驚きました。



その日の夜の担当の看護師さんが見えて
「興奮がひどくて、娘を呼んでくれ、警察を呼んでくれ。
というので申し訳ないけれど来ていただくよう連絡しました。」
と言って困った顔をされていました。



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今までも急性期病棟で看護師さんに
妙なことを言い(笑)
報告を受けたことはありましたが
多分こんな状態では
なかったのだと思います。



わたしはお詫びして
落ち着くまでずっと母の傍で座って
話をし続けました。


どのくらいの時間だったかな...
忘れてしまったけれど
実家に戻ったのは
完全に夜でした。


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「せん妄」と呼ばれるものだと思います。

後で入院している高齢者に起こりやすい現象で
部屋を移動したり、ベッドの向きが変わったり
そんな些細なことだけでも原因となり
夜起こしやすい症状だと知りました。


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意識不明の時は
目が覚めたらそれで良いと思っていたのですが



母の内面性が変わってしまったのだと感じ
ショックが大きく哀しかったです。


くも膜下出血で倒れるまで
母はしっかりしすぎるほどしっかりした
おばあさんでした。



これ以来、母が別人のようになってしまう瞬間を
度々、垣間見ることになります。





朝起きたらユリがまた二つ花開いていました。

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もっとゆっくり花開いてくれれば良いのに...





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