叔母のところにお見舞いに行きました。
この日は曇りなのに蒸し暑く
今にもひと雨きそうな重苦しい空気。
叔母の施設は竹やぶのある山の中にあるので
日本昔話のもののけが出てきそうな雰囲気になって
ちょっと怖いんです。
山も風が吹いてきてザワザワ
強い風が吹くと竹やぶはとても怖いのです。
風に竹が大きくしなるように揺れて
この世のものとは思えない大きな生き物の集団に見えるんです。
こんな日は寄り道せずに早く叔母の所に行かなくてはね。
叔母は元気でした。
持病もかなり良くなって、お薬も増やさずにすみました。
お土産に持って行った昔の子供の柄のハンカチを
嬉しそうに広げて見ていました。
暑いので、ベリーショートにしてもらっていて
色白の童顔がますます可愛くなってました。
でも認知症はやはり進んでいるようです。
ハンカチを折りたたんだり片づけたり
そのうち眠気がさしてきて、いつの間にかうとうと眠りはじめる...
叔母の静かな時間、
そしてそれを積み重ねる日々。
「神様はお祈りをしながら眠ってしまう幼子の姿を一番愛している。」
という言葉を思い出し
叔母の姿と重なりあうようにも思えました。
バス停のところにある青い実
葉の緑が濃くなって実も大きくしっかりしたような気がします。
こちらの方に突き出ていた小さな一枝をいただいて帰りました。
この木の名前をどうしても知りたくなったんです。
実家にあるいつもの鉄の花瓶に挿してみました。
調べるのに随分時間がかかりましたがわかりました。
「エゴの木」です。
(画像お借りしました。)
庭木にも使われている木でその野生のものだったんですね。
5月から梅雨にかけて白い小さな花をたくさんつける木で
その実の状態だったんですね。
5月頃も来ていたのですがお花には気がつきませんでした。
前から好きな木でしたが、野生のたくましくも健気で可憐な姿にますます好きになりました。
ひとつ割れてきている実があります。
中に茶色の種が入っています。
蒔いてみようかと思い調べてみました。
発芽率は良いようですが、
実生の場合大きくなり花が咲くにはかなり時間がかかるようです。
いつかどこかに一本
必ず植えようと決めました。
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