父の命日でした。
七月はなぜか命日がたくさんあるのです。
思えばもう父が亡くなって随分時間が流れました。
実家は遠いのでお墓に行けないから
父の学生時代の姿をしたこけしさんを出してきて
飾りました。
庭のお花がもう何もなくて
下草のヤブランの花だけが咲いていたので
摘んできて生けました。
実家のヤブランも咲いているかな...
スッキリと涼し気ではありますが
寂しいな~
父は家庭の事を全く省みない人だったので
母とも当然仲が悪く
そんなこんなで
当然わたしも良い印象がなく
わたしの結婚式で父が涙していたのを見て
皆でビックリ( ゜o゜)ホ〜ッ
という感じだったのですが
アラカンになり
年を重ねてくると
父の様々なことを
「これって男の人として当たり前だ」
と信じていたのですが
いやいや
そうでもないんだな~って
わかってくいるのが
味わい深いです(笑)
父は大柄の方ではありませんでしたが
剣道と陸上で鍛え上げていたせいか
どんなに遅くまで飲んで帰ってきても
(午前様が日常)
次の日には朝6:00頃しゃきっと起きてきて
さっさと仕事に出かけてゆくのです。
それが人生においてず~っとでした。
ヘビースモーカーの酒豪で
ものすごく体に良くない生活を
貫いていましたが(笑)
倒れるまでは大病もせず
倒れてから長い闘病生活中も
看護師さんたちにも
「仏さんみたいに穏やかな方だ。」
って評判は良かったです。
それがますます母を苛立たせてましたけどね(笑)
が
主人と結婚して
これって
そうでもないんだな~
父って
すごい体力があって
体の愚痴をこぼさない
昭和一桁男だったんだな~
って知りました(笑)
長く生きれば生きるほど
色んな事がわかり
人の見方も変わってゆくのかもしれませんね。
それとも亡くなった人は
美しく見えてくるだけでしょうか...?